感心、のち爆笑の入稿
8月中旬、第一弾の入稿がスタート。編集スタッフ、デザイナー、
印刷所の製版技術者=プリンティング・ディレクターと、営業担当者立会いのもと行われました。
写真原稿ひとつひとつの質感やトーンなどの注意事項を照らし合わせながら作業を進めます。
とくにフィギュアスケートの競技写真は、スタッフもはじめて取り扱う素材。
ジェフの衣装の素材感やリンクの質感がつぶれてしまうことは避けたいけれど、
手を加えすぎると競技会の会場をとりまく独特の空気感が薄れてしまうので要注意…など、確認していきます。
リンクの質感は、場所によってキラキラ、ツルツルしているところ、ざくざくしているところ
エッジの跡などなど、さまざまな表情があり、これにはプリンティング・ディレクターさんも感心。
細かく注意ポイントを受け入れてくれました。
ここで印刷所の営業さんがひと言。
「制作の依頼をいただいてから、フィギュアスケートの映画に主演している俳優さんの写真集だとか、
映画のメイキング本だとか、情報が錯綜していたんですよ。それで調べてみたんですけど、彼は本物のスケーターなんですね」
これには一同大爆笑。
スタッフも印刷所の職人さんも、日ごろはエンタメ系のアイテムを取り扱うことが多く、
フィギュアスケーターの写真集を手がけるのは初めて。
慣れ親しんだ仕事の中に「初」の試みがあるのというのはめったにないことで
初心に立ち返るようなフレッシュな気持ちになれたこともまた、今作の収穫だったのかもしれません。
「仕上がりを楽しみにしていてください!」
製版担当の職人さんの言葉がとても頼もしく、うれしく響いたのは言うまでもありません。
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