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2009年10月19日 (月)

プロスケーターとして

氷上撮影前半のスケーティングのシーンでは、「フリーダム」「芸術性」「技術」と、
テーマ別に動いてもらいましたが、ラスト2つの場面は、滑らないシーンがメイン。
まずは「プロスケーターとなった姿をお披露目する凛々しいカット」から。

Pict0986_3

「凛々しいカット」では、ストロボに囲まれて
カメラのシャッターと自身の動きをシンクロさせながら決めポーズを作っていきます。
これらの動きは、すべてジェフにおまかせ。
ストロボの光がまわっているごくわずかの立ち居地で
画になる動きをゆっくりと披露するという制約だらけの中、
瞬時にいくつもの動きを作ってくれました。

Pict0996

アドリブがすべてという局面で、
ゆっくりとしたターンから美しいバレエのポジションまで、
ありとあらゆる表現をみせてくれたジェフ。
このときばかりは、表情も真剣そのもの。スケーターとしてだけではなく、
振付師としての顔ものぞかせていたのかもしれません。
DVD
では、このときのジェフの真剣な表情を見ることができます。

この場面で、ジェフの立ち位置に制約があったのは以下の理由から。
一見すると普通の撮影に見えますが、実際に狙っていたのは次のような画でした。
見た目と仕上がりの違い、お気づきいただけますでしょうか?

Beforeafter
▲スタッフ撮影分(見た目)     ▲カメラマンさん撮影分(実際の写真の仕上がり)

Pict1008

▲カメラと一対一の真剣勝負。リンク上には心地よい緊張感がただよっていました

スタッフが欲しいと思っていた以上の動きを、こちらから指示することなく次々に披露してくれたジェフ。
彼のファンに対する思いやスケートへの深い愛情が伝わってくるような情感あふれるものでした。
スケーターとして演技をしているというよりは、スケートを愛する人間として思いを込めているような、
ジェフの特別な気持ちが伝わるパフォーマンスにも感じました。

撮影はいよいよ佳境へ。
衣装もシチュエーションも、残すところラストワンとなります。

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コメント

ジェフは、すごくファン想いですね!! 幸せです。
彼の気持ちのこもった演技、大好きです。癒されてます。
そして演技が終わった後の爽やかな笑顔・・・元気と幸せもらってます(涙)

投稿: | 2009年11月 9日 (月) 08時22分

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