秋に会いましょう
7月29日(水)。
この日はソウル行きの飛行機に乗るため、朝7時すぎにホテルロビーにて待ち合わせ。
週末のぐずついた天気がうそのように澄み渡った空が広がっています。
車窓から朝の東京の景色を眺めながら、羽田空港を目指します。
ソウルでの予定を終えた後も、夏のスケジュールはびっしり埋まっている状態とのことですが、
「今のところは休みナシだけど、8月の終わりか9月に入ってから5日くらいは休みたい。
できればハワイあたりに行きたいんだけど、行けるかなぁ」(ジェフ)とのことでした。
また、「質問とか、足りないことはない? 何かすることがあったらいつでも言ってね」とも。
最後の最後までとても協力的で、こちらが申し訳なく思ってしまうほどです。
お言葉に甘えて、プロフィール情報を補完するため、バトル家のルーツを確認。
そしてひとつだけジェフにリクエストをさせてもらいました。
「できれば写真集に、子供時代の写真などを掲載させてもらいたいのだけど」
今回、インタビューを行った中で、彼の幼少時代の思い出がとても興味深く、
読者の方にもその様子を写真で紹介したい旨を相談すると、
こちらのオファーに快く「OK!」をくれました。本当にありがとう。
渋滞もなく、予定よりも早く空港に到着できそうです。
「朝ごはんでも食べて時間をつぶそうかなぁ」というジェフですが、
羽田空港の国際線ターミナルはとても小さく、彼の大好きなスターバックスもありません。
ちょっとしたエスプレッソ・バーはあるのでアメリカーノはゲットできるかも?
などと、ターミナル(の寂しさ)について説明すると、
「トロントの市内にも、小さな空港があるんだよ。
トロント島にあるから、フェリーに乗ってアプローチするのがキュートでね」とも。
自然豊かなカナダ。東京暮らしが長いスタッフから見ると、カナダという国には
穏やかに時間が過ぎ去るようなイメージがあり、とっても羨ましいと告げると、
「でも、日本にはすばらしい歴史があるよね。
カナダには日本ほどの歴史はないから、逆に羨ましいし憧れるんだよ」とジェフ。
普段、なにげなく生活する中で、自国の歴史に思いをはせることはほとんどありません。
ジェフのように、海外からやって来たゲストの何気ない言葉にはっとさせられるというのは
とても不思議な体験でした。
今回の東京滞在で、ジェフが神宮外苑や渋谷・原宿界隈の地理に明るく、
その情報量の多さにビックリしたスタッフですが、
現役時代から、自分が訪れる場所を事前にリサーチしては、わずかな滞在を楽しんでいたのだそう。
競技会における緊張は想像を超えたものだったはずですが、
つかの間の異文化体験を楽しむ心意気はステキだなと思いました。
いよいよ羽田空港の国際線ターミナルに到着。
まずはカウンターでチェックインを行い、巨大な荷物を預けます。
そして、ここであらためて今回の滞在中の御礼を。そして
「次は10月のジャパン・オープンで。何か楽しいイベントができるといいね」
などと語らっていると、
「あの~、ジェフリー・バトルさんですよね?」との声が。
声の主は韓国からやって来たカップル。思わぬジェフとの遭遇に、大感激の様子です。
そして、日本語の上手な彼氏が、「僕たちと一緒に写真を撮ってくれませんか?」
ということで、カップルとジェフとのスリーショット撮影を行いました。
ここでジェフとはお別れ。
ソウルでは仲良しのスケーターたちと合流するそうです。
「それでは、2009年夏の来日のラストを飾る記念の一枚を!」と告げると、
▲パスポートを手にこのポーズ でした
約2日間にわたるハードなスケジュール、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとう。
お天気にヤキモキさせられたことと体力的にタフだったこと以外は、
終始心穏やかに、気持ちよく作業を進めることができました。
これもジェフやマネージャーさんの全面的な協力があってこそ。
彼らの頑張りを引継ぎ、これから写真集の完成に向けて全力投球です。
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