野生児、あらわる。
もし公園での撮影ができたとしたら撮りたかった写真。
それは、公園の真ん中にそびえる一本の木でした。
東京の空は小さくて、開放的な空間で撮影するためには
ある程度開けたエリアまでの移動が必要。
天候も運次第ということで、当初はロケなしでいくのが基本路線でした。
ただ、スタジオ近くにあったこの公園と木はとても印象的で、
天気さえよければ心地よい画を収めることができるのではないか?
という密かな願望が、スタッフにはありました。
遊具での撮影が終わり、「次はあの木で撮ろう」と伝えると、
「それじゃ、これから登るね」とジェフ。
通訳さんがスタッフに、「本人が木で何かやるって言ってますよ!」と伝えると、
一同「えっ!」とビックリ。「ていうかこの木、どうやって登るの?」
木の下でたたずむカットが撮れればと思っていましたが、
「どうか怪我だけは注意して」というお願いつきで
木に登ってもらうことに。そしてスタッフが準備をしていると、
いきなりものすごいことが始まっていました。
“銀盤の貴公子”あらため、“公園の野生児、ジェフリー・バトル”です。
▲マネージャーによるジェフ撮影会の様子。「オレよりうまい!」と感心するカメラマンに、
「3000ドルで売ってあげる(笑)」とマネージャー。おちゃめな切り返しで場を和ませてくれました
撮影会のあと、あらためて木に登ってもらいました。
木の枝に手を添え、そのまま足をひっかけていとも簡単に枝にぶらさがるジェフを
カメラマンさんやマネージャーさんがサポートします。
ジェフが登ったのは高さ2メートル弱ほどの地点にある枝でしたが、
枝に腰掛けても怖がる様子もなく、じつに自然体。
「きっと彼は、子供のころから普通に木登りをして遊んでいたんだろうねぇ」
と、木登りの経験のないスタッフは感心することしきりでした。
▲実際の本人は汗だくでしたが、じつに涼しげな雰囲気
木の上のジェフがあまりにもリラックスした雰囲気なので
思わずこんなリクエストもさせていただきました。
「●の▲になって!」
(ぜひ『chapter TWO』をご覧いただき、ご想像ください)
こちらからのワケのわからない要求にも、
ステキな動きでどんどん応えてくれるジェフに、スタッフの感動は止まりません。
公園の清掃作業をしていたおじさんたちも、
不思議そうに、でも驚いた様子で撮影を見つめています。
思いがけないジェフのパフォーマンスのおかげで、
都会とは思えない心地よい画をおさめることができました。
次はスタジオに戻って、お待ちかねのランチタイムの予定…でしたが、
スタッフにはあともうひとつ、屋外で撮ってみたいカットがありました。
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コメント
届きました!!
こんな素敵な表情のJeffをありがとうございます。
一生の宝です^^
もちろん、3冊購入ですよ。
1冊は永久保存用
1冊は持ち歩き用
1冊は観賞用です~
スケカナの写真集も素敵だったけれど、今回のは
Jeffの選手時代の写真もあって、本当に嬉しいです。
みなさまにも、Jeffにも感謝です。
投稿: | 2009年9月22日 (火) 00時00分