全体ミーティング
先方から届いたデータとスタッフ側の撮影アイデアをもとに、
最終的な全体ミーティングを行ったのは7月下旬。
アイスショー出演のためジェフが間もなく来日というギリギリのタイミングでした。
この日最後まで話し合ったのは、衣装サイズの見極めと髪型について。
「はじめまして!」と同時に一日で写真集一冊分の撮影を行うからには
現場で迷いが生じたらアウト。体力も時間もロスしてしまうことになるため、
万全の態勢で臨まなければなりません。
衣装については、まず、欧米人の体型は明らかに日本人とは異なるだろうし
アスリートだけに、一般人よりも筋肉が発達しているはずという点が課題に。
写真のイメージやもらったサイズを見るかぎり、本人は細身体型で、手と足は長め。
「胸囲と太もも周りは細身のわりには大きいかな」byスタイリストさん とのこと。
追加資料としてスケートのコスチュームデザイン用の数字も手配していだだきましたが
採寸の基準やポイントが異なるため、肩幅と太ももだけは分からずじまいでした。
「ジャストサイズで着せたい衣装があるから
もうちょっと具体的な数字があるとうれしいな」byスタイリストさん
また、一日で写真集一冊分の撮影を行うには、
シチュエーションや衣装の雰囲気、ヘアスタイルのバリエーションも必要になります。
本人の素の雰囲気を生かした撮影に加えてこの“バリエーション”についても検討しなければなりません。
女性に限らず、男性を撮影する際も髪型は重要なポイントに。
「すべての撮影で髪型が同じ印象になってしまうのは避けたいけれど、
写真を見るかぎり、アレンジができるだけの長さがあるかどうか」
「選手時代の彼って金髪のイメージなんだけど、どうなんだろう。
明るい色や、トップと前髪が長めの雰囲気を見たい人もいるんじゃないの?」
「写真だと暗いけど、自然光だったら髪の毛はもっと明るく見えると思う」
など意見を出し合った結果、
「ウィッグを使ってもいいか聞いてみよう」ということに。
問い合わせてみたところ、ショーでもウィッグをつけることはあるので問題ないとのことで
事前にウィッグも用意することにしました。
この時点では、短い髪の毛を補うために用意したウィッグですが、
本編には意外な形で登場することになります。
実際にどのような経緯で、どう雰囲気を変えたのかは、
ぜひ『chapter TWO』と封入特典のDVDをご覧ください。
全体ミーティングはこれで終了。髪型(トップの長さと色)と肩幅、太もものサイズは
本人が来日した段階で、チャンスがあれば手に入れる。
間に合わなければ現場判断ということで、それぞれが最終準備にとりかかりました。
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