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2009年9月22日 (火)

路上でおまかせ

以前、スタジオの下見を行った帰り道、
緑の生い茂る街路樹が印象的な通りを目にして
「ここで彼が踊っている姿を撮れたらステキだと思うんだけど、踊ってくれるかな?」
「金メダリストにそんなこと言っても平気なの?」
などと、願望レベルで語り合っていたスタッフ。
公園からの帰り道、路上撮影のことをジェフに相談すると、
やろうよ!」と即答してくれました。
この日の撮影では、ジェフの企画への理解と判断の早さ、
そしてスタッフへの気遣いには何度助けられたか数え切れないほどです。

天気がよくないとはいっても、真夏の暑さは厳しく、
スタジオに戻るのは時間的にも体力的にもロスなので、
申し訳ないとは思いつつも、その場で着替えをすませていざ撮影へ。
事前に思い描いていたのは、『道の上で踊ってもらう』ということだけ。
動きはすべてジェフにお任せです。

Pict0566
▲最初はゆっくりと、丁寧にポーズを決めて…

途中、「裸足のほうが動きやすいから、サンダルは脱いじゃっていい?」と、
自らアスファルトの上で裸足になって踊ってくれました。
先ほどの木登りといい、実際の彼はとても野性的な趣を感じさせます。

Rimg0022
▲裸足でのびのびと。余談ですがゴミひとつ落ちていないキレイな通りでした

普段はスケート靴をはいてパフォーマンスしているジェフですが、
今回のように裸足で踊ると、足の指先にまで意識が行き届いているのが分かります。
「まるでバレエダンサーみたい…」。みなが彼の動きに魅了されました。


Rimg0034

もっとステキな舞台を用意することができればよかったのですが
住宅街+ダンスというミスマッチな組み合わせをそう感じさせないばかりか、
アートな空間に変えてしまうほどのすばらしいパフォーマンスでした。
ここでの撮影はこれにて終了…ではなくて、
このあと、スタッフが想像もしなかった思わぬアクションまで飛び出します。
こちらは、『chapter TWO』でじっくりとご覧ください。

スタジオ入りしてすぐに身支度→ロケ開始という慌しい始まりだったため、
撮影スタッフ全体でコミュニケーションをとる余裕はさほどありませんでしたが、
ジェフの撮影に対する献身と、美しいパフォーマンスを目の当たりにするころには、
スタッフ一同、すっかりジェフのとりこに。

言葉が通じないというビハインドもあったため、最初はどこか遠慮がちだったものの
このころから「ジェフくん!」と気さくに語りかけるように。
迫りくる雨の気配を感じながら、みんなでスタジオへと戻ります。

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コメント

毎日更新ありがとうごさいます。
写真集はまだ手元に届いていないのですが
見るのをワクワクしながら楽しみにしています。
それと同じくらいにダイアリーの更新も毎日
楽しみにしています、頑張ってください!

投稿: | 2009年9月23日 (水) 00時22分

ダイアリーの更新ありがとうございます
メイキング・ダイアリーのお陰で作り手の温かさを知ることができました。
マネージャーさんの話等、ジェフは周りの人たちにも恵まれてるようで嬉しくなります。
本が届く前に撮影エピソードを読むことで、まだ手にしていない本ですが愛着がわきますね。

投稿: | 2009年9月23日 (水) 08時21分

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